Karina Gillを中心とするサンフランシスコのドリームポップ・バンド、Cindy がニュー・アルバム Why Not Now? を4/14にリリースする。2021年の前作 1: 2 に続く4thアルバムとなり、Flowertown、 Telephone Numbers、 April Magazine、 Famous Mammal、Sad Eyed Beatniksといったサンフランシスコのバンドと制作された全10曲を収録。Tough Love からリリースされる。
“誰もが、誰にも見られないことを望んでいる/私たちの小さな努力の積み重ねが尊厳ををもたらす”
Cindy の4枚目のLP Why Not Now のタイトル曲のこの最後の一行は、進化するKarina Gillの音楽的ヴィジョンを表すスローガンとして機能している。彼女の音楽は必然的にシンプルになり、内向的な表現になるが、曲には鮮やかな世界観があり、静かな野心がある。この最新作で、GillはCindyの音楽を作るプロセスをより内側に引き寄せた。「これらの曲のいくつかは、最初に私の地下室で一人でデモとして録音されました。そのプロセスがこのアルバムのトーンを決めたと思う…たぶん、ある種の険しさを作り出したんだと思う」と彼女は言う。
最初の3枚のアルバムを演奏した固定されたカルテットから移行して、GillはオリジナルのキーボーディストAaron Dikoと共に曲を作り、彼らは彼女のミニマルなビジョンを実現するために、常に花開くSFポップシーンからFlowertown、 Telephone Numbers、 April Magazine、 Famous MammalsそしてSad Eyed Beatniksのメンバー達を呼び寄せたのである。”August”ではジョン・ケイル風のヴィオラ、ローファイなフェアグラウンド・オルガン、そしてセンスの良いフルバンド・サウンドが全編に渡って登場し、その集合体はレコードを完璧に埋め尽くしている。”A Trumpet on a Hillside”はCindyが今までで最も勝利に満ちたサウンドで、上昇するコードと古いシンセから転がり出る結婚行進曲のメロディーが特徴的だ。また、”Playboy”のように、ギターと声だけで演奏される曲もあり、寂しげな口笛のソロが入ると、遠い銀河系で最も孤独な星が崩壊しているように感じられる。
ドリームポップのタグはまだ適切かもしれないが、これはアルゴリズムで作られたジャンルのアンビエンスではない。Gillのヴォーカルと歌詞は、レナード・コーエンのように優しく荘厳であり、79年から80年のラフ・トレードのポストパンクのように知的で力強いものでもあるのだ。「曲作りにおいて、Gillは「車のアラームとパーティ音楽のビートが一瞬で一致するように、私という異質な部分がすべて一瞬で一致する」と言う。Cindyの Why Not Now? は、過ぎ去る白昼夢の中のくぐもったストリート・シンフォニーである。
https://cindytheband.bandcamp.com/album/why-not-now
“Earthly Belonging”
“The Price is Right”
“A Trumpet On The Hillside”
Cindy – Why Not Now?
Listen: Apple Music Spotify Bandcamp
Label: Tough Love
Release Date: 2023/4/14
Tracklist:
- Why Not Now?
- Standard Candle #3
- Earthly Belonging
- August
- Wednesday
- A Trumpet On The Hillside
- The Price is Right
- Playboy
- Et Surtout
- Standard Candle #4