サウスロンドンのロック・バンド、Moreish Idols がニューEP Lock Eyes & Collide を4/28にリリースする。2022年のデビューEP Float に続く2nd EPとなり、2023年2月からリリースしてきた一連のシングル (“Nocturnal Creatures”、”Between These Ears”、”Chum”) を含む全4曲を収録。Speedy Wunderground からリリースされる。

一貫性とは過大評価されるものだ。特に、物事をぼんやりさせ、粗い部分をすべて滑らかにせず、矛盾しているように見えるものすべてがそれぞれの時間で互いに独自の調和を見出すことを許せば、サウスロンドンを拠点とする5人組、Moreish IdolsのセカンドEP、Lock Eyes & Collide のような頭脳的魔法が生まれる。この4曲の中でMoreish Idolsは、ハイパーメロディックギターのもつれ、控えめな詩で光る眠そうな目のつぶやき、賢明なサックスの花、独自の議論の余地のない論理で脈打ち、鳴るリズムを扱っている。この15分ほどの間に彼らが何をしているのか、それを定義しようとすれば何日もかかるだろうが、Lock Eyes & Collide のレーザーガイドのようなひねりの効いたサウンドに身を任せる方が賢明だろう。

焦点を絞る。彼らは最初の共同作曲セッションのトラックをダン・キャリーに渡し、彼はMoreish Idolsを自身のレーベルSpeedy Wundergroundと契約、2022年の夏にレーベルからの最初のリリースである Float EPを制作した(彼らはロックダウン前にセルフリリースの7インチを2枚リリースしていた)。落ち着きがなく、ぎこちなく、ギザギザでリズムが中心となっている Float のエネルギッシュな快楽の多くは、彼らが以前にポストパンクに浮気した影響を受けているが、反芻的な “When The River Runs Dry” はより深い宝物が眠っていることを示唆し、不安定で素晴らしい “Speedboat” はMoreish Idolの謎に対する本質的才能について語っている。Lock Eyes & Collide は、それとはまったく別のもので、より緩やかなアイデアの集合体であり、グループの未来への明確なヒントである。

このEPを構成する要素-うっとりするようなトレモロギター、チクチクするようなメロディーの謎、博識なサックスのインプロヴィゼーション、ゆるく柔軟なリズム-は、紙の上ではなくレコードの上で一緒に完璧な意味を持ち、水っぽい、ドメスティックな時代のペイブメントのようで、次の瞬間田舎くさいカンタベリーシーンのプログレのように聞こえるが、常に、最も Moreish Idols らしくある。

未定義の未来は無限である。Lock Eyes & Collide が Moreish Idols の現在を捉えているとしたら、彼らの未来はどうなっているのだろうか。「もし僕らが2枚目のEPでFloat IIを作っただけだったら、人々は”ああ、彼らはそういうことをするバンドなんだ”と思うだろうね」とトムは言う。「最初のEPでこの奇妙な分身を作ったことがとても嬉しい。今は自分たちがやりたいことは何でもできると思っている」。

https://speedywunderground.ochre.store/release/376718-moreish-idols-lock-eyes-and-collide

“Chum”

“Between These Ears”

“Nocturnal Creatures”

Moreish Idols – Lock Eyes and Collide EP

Moreish Idols – Lock Eyes and Collide EP

Listen: Apple Music Spotify

Label: Speedy Wunderground

Release Date: 2023/4/28

Tracklist:

  1. Nocturnal Creatures
  2. Between These Ears
  3. Green Light
  4. Chum
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