LAのシンガーソングライター、Anna St.Louis がニュー・アルバム In The Air を6/9にリリースする。2018年のデビュー・アルバム If Only There Was a River に続く約5年振りの2ndアルバムとなり、Jarvis Taveniere(Purple Mountains, Woods)がプロデュースを担当。Woodist / Mare からリリースされる。
静寂と瞑想に身を委ねた千の夜から生まれた In The Air は、Anna St.Louisの2枚目のフルレングスアルバムで、これまでで最も熟考された作品だ。
デビュー作 If Only There Was a River は、彼女の心の奥底から完全な形で現れたような作品であり、ギザギザのエッジと幽霊のような幻影に満ちた、硬質で魅惑的な作品だった。このレコードは、新しい声を発表するタイプで、以前のものに取り付かれたものだ。
しかし今回、St.Louisはもはや「ありえたかもしれないこと」にこだわらず、「ありえること」を探求することに照準を合わせている。
それは、彼女の身近な存在が小さかった頃に形成された世界観である。前作から数年の間に、St.Louisはニューヨーク州北部の森の中にある小さな1ベッドルームのキャビンで、新しい恋と、音楽で何を表現したいかを考える時間を得た。何週間も、近くのホテルでフロント係として働いていた彼女が行ったのは、往復の移動だけだった。ツアーでロサンゼルスの会場で演奏し続けた数年間は、まるで別世界の出来事のように感じられた。
「未知の世界に身を委ねざるを得なくなったのです」と彼女は言う。
そして、この降伏の中で、彼女は解放を見出したのだ。St.Louisは、より自信に満ち、オープンハートで、自分の望むことを言う準備ができている。
St.Louisは、制作期間を「収穫の遅い時期」と表現する。最初の考えを記録するのではなく、1曲1曲に時間をかけ、表現したいテーマやアイデアをより深く掘り下げていった。
このゆっくりとしたアプローチは、アルバムのサウンドの質感も導いた。2021年にロサンゼルスで行われた2回の長期レコーディング・セッションで、プロデューサーのJarvis Taveniere(Purple Mountains, Woods)と組んだSt.Louisは、これまで未開拓の方法でスタジオを使い、彼女の新しい視点に合わせて明るい音色やよりオーケストレーションなサウンドで曲をより実験的に開放している。そのために、Jess Williamson、Jess Williamson、ストリングスのOliver Hill (Kevin Morby、Vagabon) 、ピアノのAlex Fischel (Spoon) 、ドラムのJosh Adams (Bedouine, Tim Heidecker)、Keven Lareau (Cut Worms、Hand Habits)といった友人やコラボレーターが助っ人に加わった。
静かな朝、外には新雪が降り、やかんから湯気が立ち、口笛が鳴る直前、ギターを抱えて窓の外を見つめるSt.Louis、出勤前の自由な時間、今この瞬間を楽しく考えているようなサウンドが、In the Air にはある。彼女は目の前の光景に思いを馳せ、これから訪れるであろう時間を想像している。ロサンゼルスの騒々しいバーや過酷な旅から遠く離れているのだ。彼女は “Rest “でこう言っている: 「あなたは一生、追いかけることを信じて過ごしてきた。そして、どこかにいることが、以前ほど重要でないことに気づくのです」。彼女はもう、自分を運んでくれる川を必要としない。
彼女は空中にいるのだ。
– Justin Sullivan
https://annastlouis.bandcamp.com/album/in-the-air
“Better Days”
“Phone”
Anna St.Louis – In The Air
Listen: Apple Music Spotify Bandcamp
Label: Woodsist / Mare
Release Date: 2023/6/9
Tracklist:
- Trace
- Morning
- Better Days
- Sad Eyes
- Rest
- Phone
- Even
- Patrollers
- Soft Cities
- Into The Deep
- Sea Glass