テキサス州オースティンを拠点とするシンガーソングライター、Jana Horn がニュー・アルバム The Window is the Dream を4/7にリリースする。2022年のデビュー・アルバム Optimism に続く2ndアルバムとなり、チェリストのJared Samuel Elioseff、ドラマーのAdam Jones、ギタリストのJonathan Horneと共に制作された全10曲を収録。No Quarter からリリースされる。
The Window is the Dream は、失敗した詩として始まりました。目覚めながら書いた…この存在の息吹の中で私が最後に望むことは/どんな鳥でも飛ぶのをやめるように/窓が夢であるとき/そこに自分を投げ出さないことである。元のセリフは “ヒキガエルの息” だったと思う。クラスメートは、先生も含めて、そのことに好意的でした。
私は難解な文学のクラス、小説のワークショップ、詩のクラスを受けていました。その詩はまだ…詩ではなかったのですが…火が消えた後の煙のように、そこから歌が生まれました。その曲は”The Dream”と呼ばれ、もしかしたらこのアルバムが指し示しているのかもしれません。鳥が窓にぶつかるようなイメージで繰り返されるこれらのセリフは、忘却の彼方からではなく、鳥が私たちの知らない何かを知っているからなのです。
***もし鳥が歌っているのではなく、叫んでいるとしたら? (アルダス・ハーディング)
***もし悪夢が地獄からの叫びだとしたら?もし悪夢が文字通り地獄で起こっているとしたら?なぜでしょう?すべてが奇妙で、これさえも可能なのです。(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)
私の好きな物語「ヒッチハイク中の事故」の一節を思い浮かべる。男がひどく傷ついた人を観察していると、今にも逝きそうだ。だから私は、人がこの世で生きるということの大きな哀れみを見下ろしたのだ。みんな死んでしまうという意味じゃないんだ、それは大きな哀れみじゃない。彼が夢を見ていることを私に告げられず、私も何が現実なのか彼に告げられなかったということだ」
これ以上引用するのはやめておきますが…この曲とアルバムで私が考えたのは、この幅広い、進行中の会話をビーチボールのように空中に保つ手助けをすることだったのかもしれません。
これらの曲は、ライティング・プログラムの真っ最中に書きました。レコードプレーヤーは壊れ、車のステレオも、ラップトップのスピーカーも最後の一個になり、そして痙攣し始めたのです。あの頃の感覚は、求心力だけですべてを動かしているような、踏ん張っているような感じだった。歌がこぼれた。日々は過ぎていく/時間がないんだ。散歩も、墓地をぐるっと回って帰ってきた。
このアルバムは、約1年間、学校を休んでできる息抜きで録音しました。何曲かできたところで、友人のサラとジャレッドが「美しいものができる」と教えてくれたニューヨーク州北部へ車を走らせました。彼らの納屋でレコーディングをしたのは、私が初めてか、あるいはそのうちの一人だったと思うのですが、その納屋は今ではれっきとしたスタジオになっています。レコーディングは家族ぐるみで行われたました。ギタリストの一人であるジョナソンと私は、苗字まで同じでした。一緒に演奏する曲は、彼のギターと私の声が、会話をしているような、言い争いをしているような、あるいは信頼し合っているような感じがして好きです。部屋の中の声と声との間に、対話のようなものがあるのだと思います。
Jana Horn, 2023年1月
https://janahorn.bandcamp.com/album/the-window-is-the-dream
“Days Go By”
“The Dream”
“After All This Time”
Jana Horn – The Window is the Dream
Listen: Apple Music Spotify Bandcamp
Label: No Quarter
Release Date: 2023/4/7
Tracklist:
01 Leaving Him
02 After All This Time
03 Days Go By
04 The Dream
05 Love In Return
06 Old Friend
07 Song for Eve
09 Energy Go
10 The Way It Is