アイルランド/ダブリンのポストパンク・バンド、Gilla Band (f.k.a. Girl Band) がニュー・アルバム “Most Normal” を10/7にリリース。 -

アイルランド/ダブリンのポストパンク・バンド、Gilla Band (f.k.a. Girl Band) がニュー・アルバム Most Normal を10/7にリリースする。2019年の前作 The Talkies に続く3rdアルバムとなり、2021年11月にバンド名を変更して初のアルバムとなる作品。Rough Trade からリリースされる。

Gilla Band（旧 Girl Band）としてのファースト・アルバムで、4人組は自分たちのパラダイムを描き直した。Most Normal は、これまで聴いたことのないような、万華鏡のようなノイズのスペクトラムが、壊れたポップソング、FXを駆使したアヴァン・パンクのジェットコースター、未来派ダンスフロアのニヒリズムの一節のために配置されている。
Covidのロックダウンにより、Gilla Bandは新曲をライブで試す機会を失ったが、このパンデミックはニューアルバムの期限という考えも焼き払った。ドラムのAdam Faulknerが言うように、「バラバラにして、『これをやってみよう』って感じ。あらゆるワイルドなアイデアを試すことができたんだ」。
グループはまた、現代のヒップホップの魅力にも取りつかれた。「本当に強引なプロダクションで、彼らはずっとトラックをいじっているんだ」とFoxは言う。「この路線は楽しいと思ったし、間違いなく影響されたね」。
Most Normal は、墜落したジェット機が上空から死をもたらす中、隣の部屋の壁を突き破って躁状態のハウスパーティーのように聞こえる、絶対的なインダストリアルノイズバンガーで幕を開ける。この後、予想もつかない展開が続き、リスナーは音の鏡の家を通り抜け、あらゆるコーナーで予想外の展開が待ち受けている。
Most Normal の野心的なアヴァン・ポップの形を支えている共通の糸は、フロントマンのDara Kielyである。魚に潤滑油を塗ること、ビンライナーを着ること、お下がりのブーツカットジーンズを履かなければならないこと（「子供の頃、自分の好きなスタイルを買うことができず、兄の古着を着なければならなかったことは、とても恥ずかしかった」とKielyは言う）などを語り、ワイルドで陽気で不穏なスピリットを吠え続ける彼は終始、反抗的で存在感を放っている。
この Most Normal は、時間をかけて自分たちのアイデアを進化させ、自分たちの音楽を分解・再構築し、新しいもの、挑戦的なもの、そして限りなくやりがいのあるものに作り変えたグループの大胆な作品である。ヘッドフォンの傑作だ。ノイズの無限の可能性を探る壮大な作品だ。ポップ・ソングとはこうあるべきだという偏狭な信念に対する大胆な反撃だ。このミュージシャンがテープに収めた（ぐちゃぐちゃにした）最高の作品だ。
https://gillaband.bandcamp.com/album/most-normal?from=fanpub_fnb