フィラデルフィアのインディー・ロック・バンド、Pine Barons がフィッシュマンズのカバーアルバム”I LOVE FISH”を7/8にリリース。 -

フィラデルフィアを拠点とするインディー・ロック・バンド、Pine Barons がフィッシュマンズのカバーアルバム I LOVE FISH を7/8にリリースする。アルバムには、“ナイトクルージング”、“BABY BLUE”、“ゆらめき IN THE AIR”、“LONG SEASON”他、フィッシュマンズの楽曲全9曲のカバーを収録。Grind Select からリリースされる。

Pine Baronsの前作 Mirage on the Meadow のミキシング中に、フロントマンでマルチインストゥルメンタリストのKeith Abramsは、80年代後半から90年代にかけて活躍した日本のカルト的人気を誇るバンドFishmansの音楽に出会い、ドリームポップ、サイケデリックロック、トリップホップ、ダブ／レゲエを混ぜたその無類の才能に魅了されてしまった。日本語を話せないAbramsは、歌詞の意味を理解するために、日本語を話す友人の助けを借りて、故佐藤伸治の言葉を英語で叙情的に解釈することに成功した。そして、佐藤の著作権継承者の了解を得て、I LOVE FISH が正式に誕生した。
I LOVE FISH は、本当の意味でのトリビュート・アルバムである。プロデュースとエンジニアリングも自身で行い、フィッシュマンズの9曲のアレンジと構成に、Pine Barons が独自の味付けをした。バンドはその曲のレコーディングの様子を、こう描写している。「グロッケンシュピールのトーンバー、ベル、フォーク、ナイフでカスタムの風鈴を作り、天井から吊るした自転車のタイヤのリムに吊るしたんだ。回転する風鈴の下に置かれたマネキンの頭の耳から2本のマイクを出し、バイノーラル効果を狙って録音しました」。
Abramsは、初めて佐藤の声を聴いたとき、「歌詞の意味も知らずに、その歌声に強いつながりを感じた」と振り返る。「その声の純粋な美しさと、音楽がいかに普遍的なものであるかを確認することができたんだ」。
https://pinebarons.bandcamp.com/album/i-love-fish