ボストンのインディー・ロック/スロウコア・トリオ、Horse Jumper of Love がニュー・アルバム”Natural Part”を6/17にリリース。 -

ボストンのインディー・ロック/スロウコア・トリオ、Horse Jumper of Love がニュー・アルバム Natural Part を6/17にリリースする。2019年の前作 So Divine に続く3rdアルバムとなり、前作に引き続き Run For Cover からリリースされる。

芸術にはしばしば文字と抽象の間に存在する空間があるが、Horse Jumper of Loveほどその超現実的な領域を巧みに操っているバンドはいない。ボストンを拠点とするこの3人組は、3枚目となるフルアルバム Natural Part で、持ち得ないものを掴むという行為に興じ、豊かなディテール、かすかな記憶、鮮やかな瞬間、そして無形の感情の境界線を曖昧にして、これまでで最も魅力的なレコードを作り出した。
サウンド面では、Horse Jumper of Loveのこれまでの作品よりもさらに広がりを感じさせる。これは、伸びやかなギターと余裕のあるドラムを基調とすることが多かったこのバンドにとって、決して小さなことではない。オープニングの “Snakeskin “は包み込むような雰囲気でリスナーを優しく迎え入れ、高くそびえる2曲目の “Ding Dong Ditch “では鋭角なギターリフがそのオーラを打ち消している。DusterやDavid Bermanといったおなじみのアーティストからの影響も感じられるが、Emily Dicks Thomasが演奏するチェロは、Nirvanaのアンプラグドアルバムや、ハロウィンのカバーセットに向けてOasisの”Wonderwall”を聴いたことがきっかけで、バンドのサウンドに異なるテクスチャーを加えている。
ヴォーカル／ギタリストのDimitri Giannapoulosは、日常の中にある揺らぎをスナップショットに収め、それを想像力によって深遠なものへと発展させている。Natural Part を魅力的なものにしているのは、こうした細部の描写なのだ。このアルバムは、大きく感じられる小さな瞬間にしっかりと根ざしている。予期せぬ閃光は、なぜか本物であると同時に難解に感じられ、忙しい日常を切り抜け、たとえその理由を十分に説明できないとしても、何か意味があるように感じられるのだ。
https://www.runforcoverrecords.com/products/723994-horse-jumper-of-love-natural-part