NYのシンガーソングライター、Jordana がニュー・アルバム”Face the Wall”を5/20にリリース。 -

メリーランド州出身でNYを拠点とするシンガーソングライター、Jordana がニュー・アルバム Face the Wall を5/20にリリースする。2021年の T.V. Girl とのコラボレーション・アルバム Summer’s Over に続くスタジオ・デビュー・アルバムアルバムとなり、プロデュースは Cameron Hale (Claud、Khalid)、ミックスは Miro Mackie (Wallows、St Vincent、The Neighborhood) が担当。Grand Jury からリリースされる。

Jordanaの使命はシンプルで、たとえ困難であっても自分らしくあり続けようとすることだ。5月20日にGrand Juryからリリースされるアルバム Face The Wall では、忍耐と自己発見が中心的なテーマとなっているのは驚くことではない。
「ヴィーガンになりたいと気づいたり、女の子と男の子の両方が好きでも問題ないと気づいたりするような簡単なことかもしれません。あるいは、神様のように複雑なものかもしれない」「それは私が育った環境の大きな部分を占めていました。でも、歳をとって、それは自分じゃないということに気づいたんです。その事実に向き合わなければならなかったんです」。
「でも、自分の道を切り開くこと、つまり本当の自分を見つけるために、自分ではない自分になることは、Face The Wall（そして人生！）の一部なのだ」とJordana は指摘する。「教会での演奏がなかったら、バイオリンに出会えたかどうかわからないわ」とJordana は声に出して不思議がり、教会で誰かの演奏を見た経験が彼女を「オーケストラ・ラット」に変えたとか、13歳のときにメリーランド州ノースビーチの町の遊歩道でバスキングすることになったとか、ジョークを交えて話す。
しかし、Jordanaがステージに立つようになったのは、iPod Touchを使ってからだった。ベッドルームでGarageBandアプリケーションを使って、ホームメイドなポップソングを作り上げ、それが今日の彼女の地位を築くきっかけとなったのだ。17歳で最初のベッドルームポップシングル”Jackie’s 15″をBandcampでデビューさせて以来、Jordanaはオンラインで多くのフォロワーやファンを集め、プロデューサーMELVV、Magdalena Bay、TV Girlなどの新星たちとコラボし、NYCの主力インディーズレーベルGrand Juryと契約を結んだ。
2020年、彼女は多くのアーティストが隔離下で空回りしていたこの年に、多数のシングルと2枚のEP Something to Say と To You をリリースした。しかし、彼女の成功にもかかわらず、未来は約束されたように明るく輝くことはなかった。人間関係は解消され、彼女は一人で国を渡り、世界は誰にとってもかなり憂鬱なものになったのだ。Face the Wall は、Jordanaにとってこれまでで最も自信に満ちた、万華鏡のようなアルバムだが、同時に、悲哀よりもカタルシス、敗北よりも力強さを売りにした、自己との直接対決の作品でもある。
Jordanaが他のミュージシャンと築いた関係は、ソーシャルメディアなしではあり得なかっただろうし、そこで彼女は、今では親しい友人や協力者として数えられている人々と出会った。「12歳か13歳の頃からツイッターやインスタグラムをやっていて、ストロークスのファンページを通じてできた永続的な友情も含めて、ネットにいるだけでたくさんの人に会ってきたわ」と彼女は笑って言う。「一歩下がって、自分がどうやってここまで来たのかを分析するのは奇妙なことです。ウェブサイトで何人かの人と出会い、違う州に引っ越して、生涯の親友をたくさん作り、大好きなバンド（T.V. Girl）からツアーのオファーを受け、契約してニューヨークに移り、今はLAで一緒に仕事をしたプロデューサーとアルバムのプロモーションで一人でツアーしようとしています」と笑う。マネージメントチームがDMで連絡してきたとき、ジョーダナは詐欺ではないかと心配したが、ウィチタからニューヨークまで飛んできて彼らに会ったとき、彼女の言葉を借りれば、自分は「夢の中に生きている」のだとわかったという。「Twitterは呪われた場所かもしれない」とJordana は言うが、彼女はTwitterが与えてくれたもの、つまりコミュニティを愛しているのだ。
Face the Wallの歌詞は、自己改善に必死になっているように見えるが、楽器編成とプロダクションは、Jordanaの才能が、まだ始まったばかりの彼女のキャリアを後押しするのに十分な大きさであることを証明している。初期の楽曲はセルフプロデュースだったが、彼女はコラボレーションによって新たな可能性を見いだし、このアルバムでは友人たちと一緒に作業することで、これらのアイデアを掘り起こす経験を少し孤独でなくすることができたという。「私の仕事に対する姿勢はとても良くなりましたし、そのことに感謝しています」と彼女は言い、時にはインスピレーションを掻き立てるために他の誰かが必要なこともあると認めている。
薄暗い廊下からわずかな光を探し出すというこの決意が、Face the Wall を、Jordana がこれまでのキャリアの頂点と考える、素晴らしいアルバムにしている。「この先、これ以上のものを書けるとは思えないし、私の最高傑作のような気がする」と彼女は少し緊張してそう言うと、1分ほど間を置いた。「しかし、私は何とかします。たとえ難しくても」。
https://jordananye.bandcamp.com/album/face-the-wall