PillとEatersのメンバーを擁するブルックリンの5人組バンド、P.E. がニュー・アルバム The Leather Lemon を3/25にリリースする。2020年のデビュー・アルバム Person に続く2ndアルバムとなり、収録曲’Tears in tha Rain’にはParquet CourtsのAndrew Savageかフィーチャリングで参加。Wharf Cat からリリースされる。
P.E.の2ndアルバム The Leather Lemon は、ニューヨークのバンドにとって新時代の到来を告げる作品だ。バブルガム・ポップ、シンセティック・オーケストレーション、クラブ・ビートなど、様々な要素が盛り込まれたこのアルバムは、デビュー・アルバム person 以降にリリースされた作品の中で垣間見られた、ポップ・センスの完全な実現に近づいている。
The Leather Lemonと一緒にミステリー、ロマンス、セックスアピールを掘り下げるこのグループは、Pill（Mexican Summer）とEaters（Dull Tools）のメンバーで構成されており、ダンスミュージック、電子作曲、実験ロックのバミューダ・トライアングルの中にその音を中心に置いている。メンバーのJonathan Schenke、Bob Jones、Jonny Campoloは、ポップなパラメーターで演奏し、自由なコラボレーションによって、熱狂的なライブのエネルギーを利用した蛍光色のグルーブマシンを作り出す。シンガーのVeronica Torresは、自身のソフトな面を追求し、話し言葉やギザギザのうなり声から、ケルビムで官能的な詩歌まで、ボーカルのレパートリーを広げている。サックスの名手Benjamin Jaffe の彫りの深い実験的な音色は、Torresと Parquet Courtsのシンガー／ギタリスト、Andrew Savageが書いたシュールレアリズムのデュエット曲”tears in the rain”で、真のロマンスの延長線上のソロを聴くことができる。
主にニューヨーク州ブルックリンのシェンクのスタジオ・ウィンドウで録音されたこの The Leather Lemon は、2020年春から2021年夏にかけての肥沃な創造期間から培われたもので、2021年の絶賛された The reason for my love ep もこの期間に制作された。pitchforkはこう書いている。
「この5人組は、2020年のデビュー作の衝動に磨きをかけ、体を動かすEPに変身させた。ジリジリとしたエレクトロニクスは健在だが、ドラムのカッティングがよりシャープで軽く感じられ、形のないものになりがちなものに構造の感覚をもたらしている。ヴォーカルのVeronica Torresはスポークンワードを放棄し、詩、美、そして体の輪郭について歌うことに専念している。彼女の美しいヴォーカルは、かつてインダストリアルなベースドロップが占めていた空間を埋め尽くしている。官能的な響きがよく似合う」。
サイケデリックな再浮上、世界の出来事へのリアルタイムな反応、そしてソフトで共感に満ちたマジックのアルバム。このアルバムは、不確実な時代に自分たちを中心に置く方法として音楽制作を受け入れる5人の個人によって形作られた曲のコレクションであり、それは弾力性と想像力を形にしたものだ。The Leather Lemon は、甘酸っぱいリスニング体験ができるアルバムであり、明るくクリアであると同時に、破砕された楽しさを感じさせるアルバムだ。P.E.の衝撃的な新曲”Lemon Drop”を聴いて、テンションを上げよう。
https://www.wharfcatrecords.com/store/pe-the-leather-lemon
“Contradiction of Wants”
“Tears In Rain”
“Blue Nude (Reclined)”
P.E. – The Leather Lemon
Listen: Apple Music Spotify Bandcamp
Label: Wharf Cat
Release Date: 2022/3/25
Tracklist:
1. Blue Nude (Reclined)
2. Contradiction of Wants
3. Lying With The Wolf
4. The Leather Lemon
5. Tears In Rain
6. The Reasons For My Love
7. Magic Hands
8. New Kind of Zen
9. 86ed
10. Majesty