Anika が11年振りのニュー・アルバム”Change”を7/23にリリース。

BEAK> や Tricky、Exploded Viewとのコラボレーションで知られるイギリス出身ベルリン在住のアーティスト Anika がニュー・アルバム Change を7/23にリリースする。Stones Throw からリリースされた2010年のセルフタイトルのデビュー・アルバムから約11年振りのアルバムとなり、Invada Records / Sacred Bones からのリリースとなる。

2010年にリリースしたカルト的人気を誇るソロアルバム Anika から11年が経過した今、彼女は突然、言いたいことがたくさんあることに気付いた。「今回のアルバムは、少し前から計画されていたものですが、その発端となった状況は予想していたものとはかなり異なっていました。それがアルバムを大きく彩っています。歌詞はすべてその場で書いたものです。感情、不安、エンパワーメント、そして、”どうしたらこのままやっていけるのか?私たちはどうやって生きていけばいいのか”といったものの吐露です」

Change のDNAには、制作時の親密さと、世界的な不安感が焼き付いているようだ。9つのトラックで構成されたこのレコードの中心的な感覚は、警戒心の強い楽観主義に支えられ高揚したフラストレーションである。楽曲は、古典的なブロードキャストのレコードやハイスコア時代の Boards of Canada を彷彿とさせる、小刻みに動く渋い電子音をバックに Anika の驚くべき声が奏でられている。Anika の声は、Nico のように美しく清らかであり、このレコードの主題に関しては完全に毅然としている。”Naysayer”や “Never Coming Back “などの曲は、呼びかけであると同時に警告でもある。”Never Coming Back”は、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んで書かれた曲だ。

「私はベルリン郊外の旧東側の田園地帯に住んでいましたが、そこでは鳥の数には事欠かないようでした。鳥の数は大幅に減少したようですが、こうしたことは私たちが立ち止まって気づくことのない変化のひとつです。手遅れになるまで、当たり前のことだと思っている。これだけ騒がしいと、環境への配慮はすぐに後回しにされてしまう。欲しいものを今すぐ手に入れることができれば、未来を大切にしているかどうかなと気にする人はいないのです」

このようなテーマや制作背景にもかかわらず、Change は最終的には楽観主義を説いている。タイトル曲は、このアルバムのメッセージを端的に表している。”I think we can change, we all have things to learn, about ourselves and each other. ” このように楽観的なノートでレコードを終えることは、Change の最も革新的なジェスチャーのひとつかもしれない。「このアルバムに影響を与えたもう一冊の本は、ハンナ・アーレントの”The Banality of Evil”(邦題:エルサレムのアイヒマン)です」とAnika は説明する。「トランプ時代の文脈では、彼の失脚後に”悪”がどのように裁判にかけられたかが興味深かったです。悪が負けたとき、悪はどのように裁判にかけられるのか。悪の時代に実際に悪の手を握っていた人たちが、裁判中に裁判官や陪審員の席に忍び込み、まるで自分は何の関与もしていないし、悪の乱暴な暴挙にも加担していないかのように、群衆と一緒にブーイングするのはどうなんだろう。悪に加担した社会全体を赦す方法として、すべての悪をその一個人に押し付けるのはどうなのでしょうか?悪を応援していた人でも、最終的には道を変えることができるという、人は変われるという希望を掲げること、それが”Change”なのでしょう。

https://www.invada.co.uk/collections/frontpage/products/pre-order-anika-change-ltd-lp

“Rights”

“Change”

“Finger Pies”

Anika – Change

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Label: Invada Records / Sacred Bones

Release Date: 2021/7/23

Tracklist:

1. Finger Pies
2. Critical
3. Change
4. Naysayer
5. Sand Witches
6. Never Coming Back
7. Rights
8. Freedom
9. Wait For Something