Raygun Busch(ボーカル)、Luther Manhole(ギター)、Stin(ベース)、Captain Ron(ドラムス)によって2019年春に結成されたオクラホマシティのスラッジ/ノイズ・ロック・バンド、Chat Pile がデビュー・アルバム God’s Country を7/29にリリースする。2019年にリリースされた2枚のEP This Dungeon EarthRemove Your Skin Please に続く作品となり、バンドによるセルフ・プロデュースで制作された。The Flenser からリリースされる。

個人の自由を謳い文句にする国が、同じ息を吐くように、資本主義の飽くなき渇望を満たすために、人間の命を肉のように商品化することを何の問題にもしないというのは、なんとも皮肉な話だ。もしこれがアメリカのニヒリズムの極致だとしたら、オクラホマシティのノイズロック・カルテットChat Pileの初のフルアルバム God’s Country は、そんなコンセプトを音で具現化したものと言える。

バンド名の由来となった有毒なゴミの山とともに生活してきたChat Pileの作品には、アメリカ中西部の日常生活の宿命論が浸透しており、特にデビューLPではそれが顕著に表れている。パンデミック、気候変動の絶望、グローバル資本主義の牛追い、そして「…たくさんの、たくさんの、たくさんの、たくさんのTHC」を燃料とする God’s Country は、地球の確実な終焉を認識すると同時に、それに対する反抗のいびつな暴力的行為でもあるのだ。40分以上の長さの中で、God’s Country は Chat Pile の最も攻撃的で動揺した瞬間と、思索的で微妙な瞬間の両方を示しており、これまでの2枚のEPと2021年の映画 “Tenkiller” の音楽を参考にしている。バンド自身の言葉を借りれば、このアルバムの核心は 「オクラホマ特有の不幸のブランド」である。その悲惨さは、その確実な崩壊を無為に受け入れるのとは対照的に、自らの条件によってすべてをその不協和音のカオスと一緒に倒そうとするものである。これこそ、世界の終わりの音だ。God’s Country はThe Flenserからリリースされる。

わずか数年の間に、オクラホマ・シティのChat Pileは、アンダーグラウンド音楽の言説に深い印象を与えるにとどまった。Raygun Busch(ボーカル)、Luther Manhole(ギター)、Stin(ベース)、Captain Ron(ドラムス)によって2019年春に結成されたこのノイズロック・カルテットは、同年 This Dungeon EarthRemove Your Skin Pleaseという2枚のEPをそれぞれリリースすることになった。ライブパフォーマンスとオンラインでのファンベースの急増により、Chat Pileはノイズロック、スラッジ、インダストリアル、90年代半ばのニューメタルなどの地獄のようなシンセシスにより、同世代のジャンルの中で定番の名前となる。2020年、バンドはサンフランシスコのアンダーグラウンド・ミュージック・レーベル、The Flenserと契約し、フルレングスのデビュー作をリリースする予定であった。翌年、Chat Pileはインディーズ映画”Tenkiller”の音楽を担当し、夏にはportrayal of guiltとの7インチ・スプリットをリリースするなど、その勢いを維持した。わずか数年前に結成されたにもかかわらず、Chat PileはすでにStreet Sects、portrayal of guilt、Psychic Graveyard、Distorted Ponyなど、高い評価を得ているアンダーグラウンドのアーティストと共にプレイしている。

https://nowflensing.com/collections/chat-pile/products/chat-pile-gods-country-lp

“Why”

“Slaughterhouse”

Chat Pile – God’s Country

Chat Pile – God’s Country

Listen: Apple Music Spotify Bandcamp

Label: The Flenser

Release Date: 2022/7/29

Tracklist:

01 Slaughterhouse
02 Why
03 Pamela
04 Wicked Puppet Dance
05 Anywhere
06 Tropical Beaches, Inc.
07 The Mask
08 I Don’t Care If I Burn
09 grimace_smoking_weed.jpeg

Tagged